Project Zomboid 医療品ガイド|First Aidの効果と薬局・病院の回り方【Build 42.20.4】
結論から。医療品で最優先に確保すべきは包帯(Bandage)と縫合針、そして消毒用アルコールで、抗生物質はその次だ。理由は単純で、Project Zomboidの傷は「手当てしないと治らない」ため、まず塞ぐ手段を持つことが最も効く。そして多くの人が誤解しているが、First Aidスキルを上げても引っかき傷や裂傷の治りは速くならないし、ゾンビ化する確率も一切変わらない。この記事では、スキルが実際に何をしているのか、傷の種類ごとに何を使うのか、どの町のどの施設を回れば集まるのかを、公式Wikiの記載にもとづいて整理する。
本記事は Build 42.20.4(2026年8月26日配信の安定版)時点の情報です。2026年8月31日に確認しました。Build 42は2026年7月29日に 42.20.0 として安定版化しています。効果量は公式Wikiの記載(各ページの対象バージョンは42.10〜42.20.2)にもとづき、42.20.2/42.20.3/42.20.4 のホットフィックスに医療関連の変更が含まれていないことを公式パッチノートで確認したうえで掲載しています。
結論:集める優先順位
| 優先 | アイテム | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 包帯(Bandage) | 傷は手当てするまで治らない。包帯効力4で最上位。洗って再利用できる |
| 2 | 縫合針/針+糸 | 深い傷は縫わないと塞がらない。包帯だけでは回復時間が倍かかる |
| 3 | ピンセット・鉗子 | 異物(ガラス・弾丸)の除去用。弾丸は素手では取れない |
| 4 | 消毒用アルコール/アルコール綿 | 傷の消毒と、傷口感染からの回復補助 |
| 5 | 抗生物質(Antibiotics) | 傷口感染に効く。ゾンビ化は防げない |
First Aidスキルが「しないこと」を先に押さえる
ここを取り違えると、医療品の集め方も立ち回りも間違える。公式Wikiが明記しているのは次の2点だ。
- 引っかき傷や裂傷の治癒速度は上がらない。 公式Wikiは「よくある誤解に反して」と前置きしたうえで、First Aidはこれらの傷の治りを速くしないと書いている
- ゾンビの引っかき・咬みつきによるゾンビ化の確率は変わらない。 スキルを10まで上げても、この確率には一切影響しない
同じ理屈で、抗生物質もゾンビ化を防がない。 抗生物質が効くのは傷口感染(wound infection)であって、Knox Infectionによるゾンビ化とは別物だ。この2つの混同は最も多い事故なので、ノックス感染ガイドとあわせて押さえておきたい。
では何が上がるのか
First Aidはサバイバリスト系のスキルで、上がるのは処置の速度と持続、そして骨折まわりだ。
| スキルLv | 包帯の持続 | 骨折の治癒速度 | 骨折時の戦闘・走行補正 |
|---|---|---|---|
| 0 | 100% | 50% | 0.25 |
| 3 | 145% | 200% | 0.40 |
| 5 | 175% | 300% | 0.50 |
| 10 | 250% | 550% | 0.75 |
加えて、処置動作が速くなる、副木(スプリント)の効果が上がる、傷や感染の深刻度を判定できるようになる、という効果がある。骨折の治癒速度がLv0の50%からLv10の550%へ11倍になるのが最大の差で、First Aidの価値は事実上ここに集約されている。
傷の種類別・処置の手順
処置は体力画面(Health)で該当部位を右クリックして行う。傷の種類を先に見分けることが前提になる。
引っかき傷・裂傷
とにかく早く包帯を巻く。 手当てされていない傷は治らないので、汚れた包帯でも「巻いていない状態」よりはるかにましだ。ここで重要な仕様がある。
汚れた包帯は治癒速度に影響しない。影響するのは「包帯を巻いていない時間」のほうだ。 つまり、汚れたからといって几帳面に交換する必要はなく、公式Wikiも交換は推奨していない。交換の手間より、巻きっぱなしのほうが結果的に速く治る。
深い傷(異物あり)
- 先に異物(ガラス片・弾丸)を取り除く。ピンセットか鉗子の使用が推奨で、弾丸については必須。素手でも取れるが追加の痛みが発生する
- 針と糸、または縫合針で縫合する
- そのうえで包帯を巻く。包帯を巻くと回復時間が半分になる
骨折
可能なら副木を当ててから包帯を巻く。頭部と胴体の骨折には副木を当てられない。 骨折の治癒には非常に長い時間がかかるが、コンフリー(Comfrey)の湿布を使うと回復時間が50%短縮される。
火傷
着火したら水か消火器で即座に消す。消さなければほぼ確実に死ぬ。消火後は裂傷と同じ扱いで処置するが、火傷は他の傷より治癒に大幅に時間がかかる。
咬み傷
出血を止めるために包帯は巻く。ただしサンドボックス設定で無効化していない限り、咬まれた時点で100%死亡する。処置は延命であって治療ではない。
ゾンビ由来の傷は「経過観察」が要る
ゾンビによる引っかき傷・裂傷は、その場で無事に見えてもゾンビ化する可能性がある。公式Wikiが挙げている数値は引っかき傷で7%、裂傷で25%、潜伏期間はデフォルト設定で24時間だ。
ここはサンドボックス設定に依存するので、設定を変えたサーバーやカスタム難易度ではこの数値がそのまま当てはまらない。自分の設定を確認したうえで、少なくとも潜伏期間のあいだは症状を観察する。
なお、開いた傷は傷口感染を起こすことがあるが、これも治癒速度そのものは変えない。手当てしていない感染した傷の痛みの増加が倍になる、という影響にとどまる。
包帯は種類で効力が違う
| アイテム | 包帯効力 | 重量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Bandage(包帯) | 4 | 0.1 | 最上位。洗って再利用できる |
| Bandage (Sterilized) | 4 | 0.1 | 消毒済み。傷口感染からの回復を助ける |
| Denim Strips(デニム片) | 2 | 0.2 | 衣類から作れる代用品 |
| Bandage - Adhesive(絆創膏) | 1.5 | 0.05 | 軽いが効力は低い |
| Bandage (Dirty) | 0.5 | 0.1 | それでも「無し」よりは良い |
効力4の包帯と効力0.5の汚れた包帯では8倍の差があるが、前述のとおり治癒速度に効くのは「巻いているかどうか」なので、汚れた包帯しかない場面で巻くのをためらう理由はない。
Build 42では「採集」が医療の代替になる
Build 42のハーブと湿布は、薬局を襲わなくても医療手段を確保できる経路になっている。長期サバイバルではこちらのほうが持続的だ。
| ハーブ | 効果 |
|---|---|
| Comfrey(コンフリー) | 湿布にすると骨折の回復を助ける(回復時間−50%) |
| Plantain(オオバコ) | 湿布にすると傷の回復を助ける |
| Wild Garlic(野生ニンニク) | 湿布にすると傷口感染に対抗する |
| Black Sage(ブラックセージ) | 軽度の鎮痛 |
| Common Mallow(ゼニアオイ) | 食べると風邪の症状を緩和する |
| Ginseng(朝鮮人参) | 食べるとスタミナを回復する |
いずれも乾燥版があり、保存が効く。骨折を抱えたときにコンフリーを持っているかどうかで復帰までの時間が変わるので、拠点周辺で見つけたら乾燥させて備蓄しておきたい。
薬局・病院の回り方
医療施設には包帯や縫合針のほか、鎮痛剤・睡眠薬・ベータ遮断薬といった市販薬も置かれている。公式Wikiに名前付きで登録されている医療施設を町別に整理すると、危険度と物量の関係がはっきりする。
| 町 | 名前付きの医療施設 | 性格 |
|---|---|---|
| マルドロー | Cortman Medical | 診療所と住宅の2棟構成。小さく守りやすく、拠点候補にもなる |
| ローズウッド | Rosewood Medical | 目抜き通り沿い。ロビー・診察室3室・保管室すべてに医療品がある |
| ウェストポイント | Medical clinic、Pharmacy、Dentistry | 薬局が独立して存在する |
| マーチリッジ/エクロン | Family Medical Center | 2か所に同名施設 |
| ルイビル | Louisville General Hospital、St. Peregrin Hospital、Medical Center、Med U Well(2)、Pharmahug ほか | 病院2つを含む最大の集積地。危険度も最大 |
| ブランデンバーグ | Brandenburg Walk-in Medical Clinic、Golden Sunset Nursing Home | 介護施設もある |
| クロスロードモール | Crossroads Medical Center | モール内の医療施設 |
薬局チェーンの Pharmahug は11か所と、名前付き医療施設のなかで最も数が多い。所在はルイビルと The Grand Ohio に集中している。
実際の回り方
- 序盤(マルドロー/ローズウッド開始): 町に1施設しかないので、Cortman Medical か Rosewood Medical を1回で確実に回収する。どちらも小規模で、複数回に分けるほどの物量ではない
- 中盤: ウェストポイントは薬局・診療所・歯科が別建物なので、車を確保してから複数棟をまとめる
- 終盤: ルイビルは病院2つとPharmahug多数で物量は圧倒的だが、市街地のゾンビ密度もそれに比例する。医療品目的だけで踏み込む場所ではない
各施設の具体的なゾンビ配置や物資の出現量はサンドボックス設定と個々のセーブに依存するため、ここでは断定しない。ルーティングの詳細はマルドローのルーティング記事と序盤の物資収集ガイドを参照してほしい。
First Aidの上げ方
経験値は自分または他プレイヤーに処置を行うことで入る。処置対象が無ければ上がらないので、意図的に育てるより、負傷のたびに確実に処置するほうが現実的だ。
- 職業: Doctor(+6)、Nurse(+3)、Park Ranger(+1)
- 特性: First Aider(+1)、Former Scout(+1)。Fast Learnerは経験値130%、Slow Learnerは70%
- スキル本: First Aid I〜V。順にLv1-2、3-4、5-6、7-8、9-10の倍率を上げる
- VHS: Rosewood Medical First Aid などの録画テープでも経験値が入る。ただし娯楽由来の経験値は最初の3レベル分と超過分に限られる
Doctorは初期値+6と突出しているが、骨折の治癒以外にFirst Aidが効く場面は限られるので、この6レベル分のために職業を決める必要は薄い。スキル本とVHSで序盤の3レベルを埋め、あとは実際の負傷で伸ばすのが無理のない形になる。
まとめ
- 傷は手当てするまで治らない。包帯を最優先で確保する
- First Aidは切り傷の治癒を速くしないし、ゾンビ化確率も変えない。効くのは主に骨折
- 抗生物質は傷口感染用。Knox Infectionによるゾンビ化は防げない
- 汚れた包帯は交換しなくてよい。治癒に効くのは「巻いていない時間」のほう
- 深い傷は異物除去→縫合→包帯。包帯で回復時間が半分になる
- ゾンビ由来の傷は引っかき7%・裂傷25%(デフォルト設定)。潜伏24時間は観察する
- Build 42ではコンフリーなどの採集ハーブが持続的な代替になる
- 物量はルイビルが最大だが危険度も最大。序盤は町の1施設を確実に回収する
本記事の数値と仕様は次の情報源で確認した。バージョンはSteamの公式ニュース、スキル効果と処置手順は公式WikiのFirst Aidページ、アイテムの効力はMedicalページ、施設の一覧はMedical clinicページを参照している。









