GRIM DAWN / SYSTEM
属性変換(ダメージ変換)の仕組み|ビルドの変換表記を読み解く
属性変換(Damage Conversion)は、攻撃に含まれる実数ダメージを別の属性へ割合で付け替える仕組み。処理はローカル変換(スキル側)→グローバル変換(装備側)→装甲貫通の順で1回ずつ行われ、一度変換されたダメージが再変換されることはない。同じ変換は同一ステップ内で合算され、上限は100%。実戦上いちばん重要なのは『変換後のダメージには変換後の属性の%補正が乗る』こと。だから変換ビルドは、元の属性ではなく変換先の属性の%ダメージを積む。
最終更新: 2026-07-15
確認版: 1.2.1.6検証日: 2026-07-18難易度: 全難易度(ビルド構築の中級テーマ)DLC: Base Game
まずここを確認
- ▸ビルド記事の『n% 物理→火炎』などの表記を見たら → そのスキル・装備が物理実数ダメージのn%を火炎に付け替えるという意味。変換後は火炎の%補正で伸びる
- ▸変換ビルドで何の%ダメージを積むか迷ったら → 変換先の属性。変換率100%なら、元属性のグローバル%補正はそのダメージにはもう乗らない
- ▸同じ変換を複数の装備で重ねたら → 同一ステップ(装備同士など)内なら合算される。合計100%で頭打ちなので、超過分は他のオプションに回す
- ▸『エレメンタル→物理』などの変換を見たら → 火炎・冷気・雷の3属性がまとめて対象になる。逆に『物理→エレメンタル』は火炎・冷気・雷へ1/3ずつ分かれる
01 / CONVERSION-BASICS
属性変換とは何か
『物理スキルを火炎ビルドで使う』といった組み替えを可能にする、ビルド構築の核になる仕組み。
- ▸属性変換(Damage Conversion)は、攻撃に含まれる実数ダメージ(フラットダメージ)を、表記された割合だけ別属性へ付け替える。例: 『200 物理』に『30% 物理→火炎』なら、60が火炎になり140が物理のまま残る
- ▸変換の主な入手元は3系統: スキル自体やアイテムのスキル変化が持つ変換(ローカル変換)、装備・星座などが持つキャラクター全体への変換(グローバル変換)、武器の装甲貫通(物理→刺突)
- ▸継続ダメージ(DoT)も同じように変換される。ただし変換先の属性に対応するDoTが存在しない場合(例: 火傷を持つ火炎→カオス)は、そのDoTは変換されない
- ▸変換率の上限は100%。100%を超える分があってもダメージが元より増えることはない
- ▸同じ属性からの変換先が複数あり合計が100%を超える場合は、変換率の比で分割される(例: 『100% 物理→火炎』と『200% 物理→酸』なら約33.3%と約66.7%)
02 / CONVERSION-ORDER
処理順序: ローカル→グローバル→装甲貫通、再変換なし
『どの変換が先に効くか』はこの順序で決まる。順序を知らないと、変換が効かない理由が分からなくなる。
- ▸変換は実数ダメージごとに、ローカル変換(スキル側)→グローバル変換(装備側)→装甲貫通の3ステップで処理される
- ▸一度変換されたダメージは、それ以降のステップで再変換されない。各ステップでは『前のステップで変換されずに残った分』だけが対象になる
- ▸だからスキル側で『100% 生命力→イーサー』のローカル変換があると、装備の『生命力→○○』グローバル変換はそのスキルには何もしなくなる(生命力が残っていないため)
- ▸同じ変換を複数ソースから得た場合、同一ステップ内なら合算される(例: 武器30%+胴40%のグローバル変換=70%)。ステップをまたぐ合算はない
- ▸装甲貫通は『武器の物理ダメージを刺突に変換する』最終ステップ。現行バージョンの装甲貫通持ち武器は貫通率100%で、武器ダメージを参照する攻撃にのみ働く
- ▸別ステップで同じ属性に変換されたダメージ同士は統合されず、独立した実数ダメージとして扱われる。物理のように装甲値の引き算を受ける属性では、分割された分だけ軽減も別々に受けるため多段変換はやや不利になる(関連記事『装甲と装甲吸収率の仕組み』)
03 / PERCENT-BONUSES
%補正は変換後の属性が基準になる
変換ビルドの装備・星座選びは、この1点を押さえるだけで大きく変わる。
- ▸装備・星座・パッシブなどのグローバルな%ダメージ補正は、変換後の属性を参照して乗る。物理→火炎に変換されたダメージを伸ばすのは火炎%であって物理%ではない
- ▸狡猾性・精神力が与える%補正も変換後の属性が基準。物理→火炎変換なら、その分は狡猾性ではなく精神力で伸びる(関連記事『属性値の割り振り』)
- ▸つまり変換率100%のビルドでは、元属性のグローバル%補正はそのスキルのダメージに寄与しなくなる。装備更新時は変換先属性の%を優先する
- ▸敵に与えるダメージとして耐性判定を受けるのも変換後の属性。物理→火炎100%のスキルは、敵の物理耐性ではなく火炎耐性で軽減される
- ▸スキルツリー内のローカルな%補正は挙動が複雑で、変換率に応じて変換され、同じステップで生成されたダメージにだけ乗る。細部は日本語wikiのCombat Mechanicsが例題つきで解説しており、通常のビルド運用では『ツリー内%も概ね変換について回る』という理解で足りる
04 / ADVANCED-NOTES
上級者向け補足: エレメンタル変換と優先度
- ▸『エレメンタル』絡みの変換は2タイプある。『冷気→酸』のような単属性変換と、『エレメンタル→生命力』のように火炎・冷気・雷をまとめて扱う変換で、両者は合算されず別ステップとして処理される
- ▸『物理→エレメンタル』のような変換では、変換されたダメージは火炎・冷気・雷へ1/3ずつ分かれる。逆方向(エレメンタル→○○)は3属性それぞれから同じ割合を変換する
- ▸単属性変換とエレメンタル変換の適用順は固定ではなく、変換を得ているソースの優先度で決まる。グローバル変換の優先度はバフスキル>装備で、装備内ではメインハンド>オフハンド>アミュレット…の順。先に処理される変換ほど多くの割合を持っていくため、順序が入れ替わると各属性への配分も変わる(wikiの実例では、冷気→酸とエレメンタル→生命力の優先が逆になると酸と生命力の量が逆転する)
- ▸ローカル変換の優先度はグローバル変換とは別規則: v1.2.1.6ではセッション開始直後はマスタリースキル>頭>アミュレット>メダル>メインハンド>オフハンドの順で、セッション中に装備を付け替えると先に装着していた装備のスキル変化が優先される。この挙動はv1.3.0.0で変更が予告されている(本記事の検証はv1.2.1.6時点)。この細部に依存するビルドはパッチノートを確認する
- ▸変換の内訳を自分で確かめたいときは、グリムツールズ(Grim Tools)のビルドカリキュレーターにビルドを組んで数値を照合するのが確実(関連記事『グリムツールズの使い方』は関連リンク欄から)
SOURCES
検証に使用した情報源
4- Grim Dawn日本語wiki: Combat Mechanics — 属性変換の3ステップ処理(ローカル→グローバル→装甲貫通・再変換なし)、同一ステップ内の合算と100%上限、比率分割、%補正が変換後属性を参照すること、エレメンタル変換の2タイプと優先度、DoT変換の条件、v1.3.0.0でのローカル変換仕様の変更予告を照合
- Grim Dawn公式ゲームガイド: Combat — 実数(フラット)ダメージと割合補正の基本仕様、装甲まわりの計算の公式説明を照合
- Crate公式フォーラム: Grim Dawn v1.2.1.6 + Hotfix — 検証対象バージョンの公式パッチノート
- Crate公式フォーラム: v1.3.0 プレイテスト チェンジログ — 次期バージョンで変換関連仕様に変更が入る可能性の確認用(本記事の検証はv1.2.1.6時点)